電子書籍化作業が無事終わりまして、本日から予約ができるようになりました!
トップページにリンクがありますよ。
実際の配信は5/6です。
予約特典(価格)は特にありません…(kindleはそういうのできないんですよね)。涙。
あっ、今回は巻末に設定資料(武器イラスト)がつきます~。
今回もデザインは中野なのか様にお願いしました。
作品世界が広がります!ありがとうございます。
4冊目になって、電子書籍化作業もだいぶ効率化を図れるようになりました。
要はhtml化すればいいのですが、何せ文字量が多いので処理が大変です。
タグは一括でつけるスクリプトを作りました。
目次の作成もファイル名を毎巻決めておいて、そのファイルを読み込めば自動でリンクが張れるようにしました。
(どれも以前から自作されている方には当たり前ですかね……)
これでだいぶ楽になりました。それでもルビは一個ずつ手作業で振っています。
執筆しているアウトラインエディターのマークアップがhtmlタグとはフォーマットが違うのと、ルビを振りたい文字数は単語によって違うのでどうにもフォーマットが作れないためです。
これくらいは仕方ないかな?
そして忘れかけた頃に襲ってくる数字の縦中横処理忘れ……。
今回、記事にはしませんでしたが校正もつつがなく(想定内の指摘で済んだ)終わりました。
ただ、小説というものの奥深さに、今頃になって気がつかされた4巻製作でもありました。
よく考えたら当たり前ですが、長編って読者は全部内容を覚えているわけではない。
(覚えられるわけがない)
自分は今まで読者の立場だったので、たまに長編で作者がこれまでの設定をすっぽかしているのを見ると「えぇ?」という気分になっていました。
まあ、長編ともなると作者も設定を忘れるだろうね?と……。
でもおこがましくも作者側に立ってみると逆に「あれは〇巻で触れているんだけどなあ」が出てきてしまう。
お互いに人間なので、そういうことがあるんでしょうねー。
間隔を空けて飛び飛びに読むことになる読者に分かりやすいよう、変えようか悩んだ設定があるんです。
でも、結論から言うと止めました。
私は読書家ではないけど、気に入った作品は何度でも読み返していますし、気になったところはすぐ該当ページを開いて確認したりしてしまう。
もしそんなことをされたら、「あ、途中で設定変えてるやん」とばれてしまうなあと思ったのです。
それに、できたらそういった「スルメ読み」する人に、より満足して欲しいなあという願望もあります。
そうじゃない人には誤解を与えてしまうかもしれないので、悩ましいところではありますが、ストーリー進行の重要でない部分においては、アリな判断かなと思っています。